2006年09月14日

舞城王太郎 『好き好き大好き超愛してる。』


雨の日の景色

・・・「ゲラゲラ笑いながら小説書いたとか言って適当に仕事しすぎなんじゃん?もっとまじめにやったら?」「は?あのなあ。おめえ分かってねーようだから言ってやるけど、真面目な顔してりゃ真面目なんじゃねーんだぞ」「宇宙人とか魔法とかそんなことばっかり書いてて、それが真面目とは言えないだろ」「何言ってんだ知りもしないこと中途半端な想像だけで判断しやがってバカ。そういう宇宙人とか魔法とかを本気で信じるのと一緒にするなよ。そういう、宇宙人とか魔法とかってのは、比喩みたいなもんなんだよ。宇宙人とか魔法とか、そういうもんが表す何かが重要なんだよ」「宇宙人とか魔法とか、そんな子供騙しくせーもんがいったい何表すんだって」「子供臭い何かを表すんだよ」「・・・?」「ないもんをないとして諦める前の、ないけどあったらいいよな、とか、あったら困るよな、とかそういうことを思える気持ちとか、そういうふうに思う奴がいる世界を俺は小説ん中に持ち込んでんだよ。って言うのは、まあ例えばだけど」・・・
+ + +

これが「ライトノベルズ」って奴か? マジ? ま、どうでもいいけど。

さすが斎藤環先生が推薦するだけある。
舞城王太郎、すさまじい筆力だ。(これまで)文学に必要だと思われていた「構想力」ってもんを徹底的に無視して、ただ文体だけで文学している。こんなもんを10代が読んでいるんだとしたら、学校の先生たちは何を教えたらいいというのか。

文体は己の中にしかない。自閉した世界で、子どもたちは何を見つけるのか。

『好き好き大好き超愛してる。』舞城王太郎好き好き大好き超愛してる。
舞城王太郎

単行本: 274ページ
講談社
2004-08-07
ASIN: 4062125684
by G-Tools

 
posted by Dr.DubWise at 00:02| Comment(0) | TrackBack(0) | words | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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